蔵元:鹿児島県/出水酒造原料:芋2年以上じっくりと甕で寝かせた、「黄金千貫」と、希少芋「栗黄金」を6:4の黄金比率でブレンドしました。「黄金千貫」の骨格のあるしっかりとした味わい、そして「栗黄金」のほっくりとした甘みが、両者を甕で熟成させることにより、まろやかな味わいに変化し、絶妙なバランスの焼酎に仕上がりました。「初歩的なことに絶対に手を抜かない。焼酎には造り手の想いが宿るのです。」 「蘭」を造る黄金酒造で指揮をしていたこともある焼酎一筋約半世紀の五領三郎杜氏。 美味しい焼酎の個性は“あと口に出る”と言われますが、五領氏の酒はまさにこのあと口が独特の余韻を持ちファンを魅了しています。「私の経験の全てを捧げ、人生の集大成として誇れる酒を造ろう」と、新しい焼酎造りに邁進。 2008年には「鹿児島県本格焼酎鑑評会」において名杜氏として表彰され(2年連続)、霧島横川酒造も同鑑評会において優等賞を受賞しています。 仕込みから割水にいたるまでたっぷりと使われているのは、蔵近くの井戸からくみ上げられる「蒼き水」。霧島連山の地下を50?60年の歳月をかけて濾過された水は、ミネラル成分のひとつ、マグネシウムを多く含み、太陽光を浴びるとまるで晴れ渡った空のように蒼く輝いて見える神秘の水です。 麹米には、伊佐米であるヒノヒカリを使用。麹は黒麹。芋の旨みを凝縮した甘く香ばしい香り、コクのある味わい。雑味のないしっかりしたあと口がお楽しみいただけます。 「蒼天の煌」のもろみは甕壺で仕込まれ、小さな気孔を通してゆっくりと呼吸をします。出来上がった酒はさらに時を重ね、まろやかな味わいに磨きあげられます。 「五領三郎は「清潔を保つこと」は、蔵に雑菌を寄せ付けず、最高の素材の味を100%生かすために絶対に必要なことだと言います。そのため蔵内の掃除は徹底され、米粒一つも残さぬ気持ちで、清潔には細心の注意が払われています。
次へ